精神病を患った脳をCBDがリセットする?

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今回は、最近フォーブス誌に掲載された記事をご紹介したいと思います。精神病を患った患者を対象とした研究において、CBDによる改善が見られたそうです。

 

CBDによる脳への影響は非常に興味深いものがあります。内因性カンナビノイド受容体というものを持つミトコンドリアに対し、CBDが活性化を促すことも、以前当サイトでアップしたこの記事から分かっていますし、毎日摂取して身体の恒常性に対しCBDが有効であることを実感しているmickyhemp管理人としましては、記事通りであったとしても全く驚きません!

 

是非ご一読どうぞ。

 


 

研究:大麻草に由来する成分CBDが精神病を患った脳を「リセット」する可能性

Study: CBD From Marijuana May ‘Reset’ The Brain To Counteract Symptoms Of Psychosis

David DiSalvo By David DiSalvo

医療用大麻を入れたペトリ皿。(Getty Royalty Free)

 

大麻草の有効成分のなかでも中毒性のない成分、カンナビジオール(CBD)は、てんかんから癌に至るまでの疾患及び病気の潜在的治療法として注目を浴び続けています。現在、新たな脳イメージングセンサーによる研究からは、CBDの単回投与が3つの脳領域における活動を「リセット」することによって精神病の症状を軽減させることが分かっています。この結果が再現可能であれば、CBDが脳内でどのように働いて精神病に対処するのかについての最初の根拠を提供し、結果として新たな治療法の誕生に役立つことでしょう。

 

精神病は単一の症状または障害ではなく、むしろ現実からの乖離の度合いによって特徴付けられます。幻覚や幻聴の症状、または妄想を現実に起こっているとして信じ込んだりすることは、精神病発症の典型例です。精神病の正確な原因は分かってはいませんが、極度のストレス、薬物乱用、脳へのダメージなどによって引き起こされると考えられています。また、慢性的な睡眠不足でも発症することがあるとされます。

 

精神病は統合失調症と関連付けられることも多く、実際には人口のかなり大きな部分に影響を及ぼしています。米国国立精神衛生研究所によれば、米国においては少なくとも10万人が精神病の発症を経験しています。

今回の研究は、精神病の症状を経験中の33人の参加者を対象とした小規模な調査です。それに加え、健常な参加者のグループが対照群として参加しています。精神病群の半数には、1回あたり600mgのCBD(以前の研究にて精神病に対し有効であるとされた用量)が経口投与され、残りの半数には同一のプラセボカプセル(偽薬)が投与されています。健常な参加者である対照群にはいずれの薬剤も投与されませんでした。その後、参加者全員でfMRIスキャナーによる脳のモニタリングを受けつつ、精神病の発症に関連している3つの脳領域(具体的には線条体、内側側頭皮質、および中脳)を使う記憶テストを完了させました。

 

このスキャンの結果を健常な対照群と比較した場合、症状を経験中の参加者の脳においては、当初の予測通り異常な活動が示されました。しかし、CBDの投与を受けた人の脳は、プラセボを服用した人の脳よりも重度の異常が少なく、主要な脳領域における異常な活性が「リセット」されていることが分りました。

 

「この研究結果は、従来の抗精神病薬とはまったく異なる機序で作用する新薬における脳メカニズムを解明し始めた」と、英国キングス・カレッジ・ロンドンの精神医学・心理学研究所のサグニク・バタチャリヤ博士は述べました。

 

ただし、この研究には限界もありました。研究者らは、それが結果に影響を及ぼし得る可能性のあるすべての要因を考慮に入れていない小規模な研究であるということ、そして「精神活性薬の単回投与でも起きる脳灌流の急速な変化が原因でないとは断言できない」とも語っています。言い換えると、彼らは持続しない短期的効果を観測したのかもしれません。関係者は述べます。「CBDの効果が長期投与後も持続するかどうかはまだ不明である。」

 

すでに進行中の次のステップとしては、上記の結果を再現し、CBDが実践可能な治療法であるかどうかを判断するためのヒトを対象とした大規模な研究です。もしもそれが成功した場合、この薬は、1950年代以来市場に溢れ返り、一貫性のない効果を生み出しているその他の薬剤とすぐに差別化されることでしょう。現在、一般的に手に入る薬剤の中には、筋振戦(震え)や過度な鎮静作用を含む、深刻な副作用を及ぼすものも少なくありません。

 

「精神病の危険にさらされている若者のための安全な治療法が緊急に必要である」とバタチャリヤ博士は付け加えました。「カンナビジオール(CBD)の主な利点の1つは、それが安全であり、非常に耐容性があることから、理想的な治療法とも言えることです。」

 

今回の研究からは、CBDが脳を原因とする障害の治療薬としてのさらなる前進が示されています。今年、米国FDAは重度のてんかんの治療薬として初のCBD薬品を承認しています。大麻由来のCBDは、米国の連邦法に基づいた規制物質ではありますが、THCがほぼ含まれないヘンプ由来のCBDはより広いアクセスが可能です。

 

この研究チームのメンバーは 、使用者に陶酔感を与えるマリファナの精神活性成分、テトラヒドロカンナビノール(THC)の効果をCBDが相殺することを示す研究を行っています。THCは、一部の使用者の精神病の発症に関連付けられており、脳内において精神病のような様相を模倣している可能性があります。CBDが効果的な抗精神病薬であると判明した場合、これらの知見は、科学がようやくその本質を理解し始めている大麻草のもう一つの顕著なパラドックスを強調することでしょう。

 

この研究はJAMA Psychiatryにて発表されました

 

 

元記事:

https://www.forbes.com/sites/daviddisalvo/2018/08/31/study-cbd-from-marijuana-may-reset-the-brain-to-counteract-symptoms-of-psychosis/#22bb42386a36

 

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