Category Archives: 統合失調症

CBDは『完全無欠』?【CBDの効能について】

 

いま、一世を風靡している糖質制限ダイエット。

 

いろんな奇抜な健康法が市場に現れては消えていくのが世の常ですが、このダイエットに関してはもうここ数年勢いが衰えるどころか、確実に痩せられるダイエット法としてすっかり人気が定着してしまった感がありますよね。いまやコンビニやスーパーでも普通に低糖質商品がいろんなジャンルの棚に並んじゃっている状況です。

 

この人気に拍車をかけた人物のひとりが、アメリカの有名実業家でもあり、Bulletproof Dietこと完全無欠ダイエットで有名なデイブ・アスプリー氏です。彼が考案したBullet Proof Coffee(またはバターコーヒー。最近になってファミマでも発売になりましたね 笑)は、アメリカ本国で爆発的ヒットとなり、著作『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』も発売されています。これは全米ベストセラーになっただけでなく、ここ日本でも17万部を超えるベストセラー入りしています。

 

かくいう私も、彼のダイエット法を参考にして10kgほど落とすのに成功したクチです (๑• ̀д•́ )✧ドヤッ

 

そんな彼のウェブサイトに、“CBD Benefits: Is CBD Bulletproof?(CBDの利点:CBDは「完全無欠」なのか)” という記事がありますので、今日も翻訳記事を紹介致します。

 

それではどうぞ!

 


CBD Benefits: Is CBD Bulletproof?

By: DAVE ASPREY

 

カンナビジオール(一般的にはCBDと表記)について聞いたことがおありだろうか?CBDはいま、市場で最も論議を巻き起こしているセンセーショナルなサプリメントの一つであり、それには正当な理由がある。

 

CBDは大麻草(カナビス)において見つけられる85のカンナビノイド化学物質の1つだ [1]。ヒトをハイにする分子であるTHCは同じ分類に入るが、精神変容作用のあるそのいとこと違い、大麻のCBDにはまったく精神作用が無い。 CBDは、炎症の減少から多発性硬化症の緩和に至るまで、そのあらゆる有益な効果が分かり始めている。僕はそれについてはとても興奮している。

 

しかし、多くの新しいサプリメント同様、CBDには欠点や、いわばグレーゾーンがある。一体それは、完全無欠なのだろうか?研究内容は次のとおりだ。

 

良い点:CBDは集中力を高め、入眠を促し、不安感を減らす

 

研究によると、CBDはいくつかのとても興味深いことを可能としている。

CBDは:

・少量(15 mg)を服用した場合、集中力を高める [2]。ラットでも覚醒度の増加が起こる [3]。

・不眠症を患っていても、少し多めに(160mg)服用すれば入眠を促す[4]。

・てんかん発作を防ぐ [4,5,6]。

・恐怖をコントロールする脳の一部である扁桃体を落ち着かせることにより、社会的な不安を軽減させる [7]。高用量のCBD(600mg)もまた、公衆の面前での発言における不安を減少させた[8]。

・統合失調症の症状に有意な改善をみせた [9,10]。

 

試験管内のヒト細胞に関する最近の研究は、CBDが強力な抗酸化物質であることを示唆している [11]。 CBDは、炎症および酸化による損傷からニューロンを保護することに関しては、ビタミンCおよびビタミンEの両方よりも優れていた。 また、CBDはラットの脳卒中に関連する脳障害を50%減少させたが、ヒトでも同じかどうかはまだ分かっていない [11]。

 

乳癌治療としてのCBDの試験に取り組んでいる研究チームもある。

 

なぜ僕がこのことに関して興奮しているのかお分かりになっただろうか!ただ、ヒトに対する効果の研究分野はまだ小さく、僕は完全な確信を持っているわけではないということを付け加えなければならない。

 

それほど良くない点1:想定外の副作用、農薬、肥料

 

僕は完全無欠コーヒーにCBDを数日間(海岸から200マイル離れた国際海域の船上での話なのだが・・・)ブレンドしてみたが、CBDは肌の乾燥とひび割れを相当引き起こした。僕の肌は通常、非常に健康的だ。

 

実験皮膚科学の雑誌をいくらか掘り起こしてみると、カンナビノイド受容体CB1とCB2が皮膚内に存在することを説明する記事が見つかった。 CB1受容体は皮膚の神経、さらには小胞内の神経末端にまであり、皮膚細胞の成熟に一定の役割を果たすようだ。私の肌が乾燥した原因はそこにあるのかもしれない。つまり、多分私の身体はそれに悪い反応を示したのだ。

 

あるいは、それは単に農薬の影響だったのかもしれない。大麻は食べ物ではなく植物であり、多くの生産者は収穫量を増やすために大麻草に農薬や合成肥料を散布する。望ましくない化学物質を避けるためには、オーガニックにすべきだろう(実際、オーガニックな大麻製品は存在する)。

 

それほど良くない点2:CBDはいまだに多くの州で違法である

 

CBDを摂取したい場合、3つの主な課題がある。それを入手する方法、それを摂取する方法、そして支払う方法だ。

 

それを入手することは容易に思える。経口CBDサプリメントは、錠剤、トローチ剤、液体、カプセルなど、さまざまなものをオンラインで見つけることができる。 CBDをオンラインで注文する前に、まず州法をチェックしてみるべきだ。マリファナがあなたの州でレクリエーション的に合法でない場合、CBDも同様のはずだ。また州法にかかわらず、米国連邦政府ではCBDがSchedule 1ドラッグであり、カナダではSchedule 2 ドラッグであることを知っておくべきだろう。(訳者注:もちろん、日本国内では合法で、その使用・所持・購入に問題はないことを強調しておきます。)

 

まあ、あなたのドアをFBI捜査官がノックする可能性は非常に低いだろうが、国境を越えたCBDの出荷は、法的に貴殿や貴社のビジネスを危険にさらす可能性がある。これは不合理かつ有害な状態なので、僕はそれが変わることを期待している。(訳者注:繰り返しますが、もちろん、日本では合法で、その使用・所持・購入に問題はないことをここでもう一度強調しますねw)

 

苛立たしい点:CBDオイルはわずか6%しか吸収されない?

 

それでは、あなたが法律を守りつつ、CBDサプリを入手したと仮定しよう。問題は、僕たちの肝臓がCBDの分解能力において極めて長けていることだ。CBDを飲み込むと、その約6%の量しか脳には到達しない [12]。これは、不安障害における研究対象者が、不安に対する効果を感じるためには400〜600mgものCBD抽出物を飲用しなければならなかった理由を説明する。その用量を得るには、一回で約100ドルもの費用がかかる。

 

喫煙はどうなの?

 

僕は、ニコチンとマリファナの活性部分自体は有用であるにもかかわらず、タバコや大麻の喫煙による燃焼副産物がいかに悪い影響を持つのを至極明確にしてきたつもりだ。あなたが何かを喫煙すると、肝臓を通過することなく素早く脳に到達する。これ自体はCBDにとってはアドバンテージだ。その生物学的利用能は、飲用時の6%から喫煙時には31%に飛躍する [13]。

 

また高濃度CBDの大麻(またはいかなる大麻)を喫煙する際の問題点は、あらゆる種類の毒素や発癌物質、ならびにTHCも吸入してしまうことだ。大麻の煙には、あなたのホルモンを混乱させることがあるエストロゲン化合物であるアピゲニンも含まれているが、CBDやTHC自体はエストロゲン様作用がないようだ [14,15]。

 

喫煙のもう一つの欠点は、吸引するCBDの量をコントロールすることが非常に難しいことだ。低用量のCBDは集中力を喚起させるかもしれないが、高用量は眠くなる。その辺はぼんやりとした境界線であり、喫煙している場合は十分なコントロールができない。

 

喫煙はアップグレードできるの?

 

最も完全無欠なオプションとは、純粋なCBDリキッドをVape機器で気化させることだ。

それによってあなたは:

・経口摂取した場合よりも高い生物学的利用能を得ることができる

・THCを気にしないで済む

・従来の喫煙に由来する毒素のほぼすべてを排除できる

 

CBD抽出物を気化させたとしても、用量のコントロールはいくぶん難しいが、多少試行錯誤すればすぐにつかめるようになるだろう。 それにはCBDリキッド専用のVape機器が必要だ。

結論:CBDは完全無欠である。ただし、あなたがそれを正しい方法で摂取した場合だ

 

CBDはあなたの集中力を高め、睡眠の助けとなり、不安を和らげる。 それは抗酸化物質としても作用し、脳を損傷から守ることもできる。 喫煙にまつわる毒素を除外するためにVapeによって気化させ、経口サプリメントには無駄にお金を浪費しないようにすること。 可能ならば、農薬や肥料を避けるため、オーガニック製品を買い求めるべきだろう。

 

あなたがこうしたいくつかの課題を乗り越えれば、CBDは有益なサプリメントになるだろう。 あなたはもう、CBDの恩恵を受けることができただろうか?

 

 

出典:Bulletproof

 

脚注:

1) http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2866040/

2) http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15118485

3) https://www.researchgate.net/profile/Eric_Murillo-Rodriguez/publication/23558918_The_nonpsychoactive_Cannabis_constituent_cannabidiol_is_a_wake-inducing_agent/links/54579f650cf2bccc49111122.pdf

4) http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/7028792

5)  http://www.druglibrary.org/crl/movement/Cunha%20et.al%2080%20Epilepsy_%20Pharmacol.pdf

6) http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4157067/

7) https://www.researchgate.net/profile/Fabio_Duran/publication/46191395_Neural_basis_of_anxiolytic_effects_of_cannabidiol_%28CBD%29_in_generalized_social_anxiety_disorder_a_preliminary_report/links/00b7d51e96c6f20ffe000000.pdf

8) http://www.nature.com/npp/journal/v36/n6/full/npp20116a.html

9) http://www.europsy-journal.com/article/S0924-9338(09)70440-7/abstract

10) http://www.scielo.br/scielo.php?script=sci_arttext&pid=S1516-44462010000100011&lng=en&nrm=iso&tlng=en

11) http://www.google.ca/patents/US6630507

12) http://pharmrev.aspetjournals.org/content/38/1/21.short

13) http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2937482/

14) http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/6296360

15) http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0041008X06000093

ハイにならない、より新しく強力な医療大麻

 

最近、ワシントンポスト紙でCBDに関する良記事をみつけたので、その翻訳を紹介したいと思います!

ではどうぞ!


ワシントン・ポスト

A powerful new form of medical marijuana, without the high

ハイにならない、より新しく強力な医療大麻

20161231日付 ワシントン・ポスト紙 

ジャクソン・ライデン君はいつも元気いっぱいな子で、テコンドー道場に通ったり、ラクロスや野球をしたりするのが大好きだった。しかし2011年、8歳の誕生日から数ヶ月後、突如1日に数回の発作を起こすようになった。当初の発作は短く、30秒ほどじっと目線を動かさず固まってしまう程度だったが、酷くなると卒倒してしまい、それによって怪我を負うこともあった。ジャクソン君はその後の2年間で約50回病院に運び込まれるようになり、4~5年生の授業の大部分を欠席せざるを得なくなる。

ジャクソン君の両親は彼をアメリカ全土の20人以上の医師に診せ、十数種以上の薬を試したが、そのどれにも効果はみられなかった。 2年前、ライデン家は成す術なく追いつめられ、最終的に大麻が効くかどうかを試してみることにした(医療用大麻の利用は、彼らが住んでいる地区では合法であり、ライデン家は理解のある医者を見つけることができた)。2014年、ジャクソン君は初めての大麻投薬を受ける。

「数日以内に、発作はほとんど見られなくなりました」と母親のリサは語る。 「それは衝撃的でした。」数ヶ月後、彼は他の薬を服用をしなくてもよいまでになった。

この薬は、彼をハイにすることなく効果を発揮した。 ジャクソン君が取っている薬とは、大麻の2つの主要成分の一つである、CBD(カンナビジオール)を高い濃度で含むものだ。大麻の主要成分の内でも最も豊富なTHC(テトラヒドロカンナビノール)は精神変容性で有名だが、CBDにはそうした作用がない。

研究者らは、THCには疼痛、吐き気、食欲不振および他の症状の治療に役立つことを発見していたものの、従来CBDはヒトにおいて生物学的に不活性であるとみなされていた。 しかし、過去10年間の研究により、科学者らはCBDが非常に有用であると結論付けたのだ。 数多くの研究は、CBD成分が不安障害、統合失調症、心臓病および癌を含む、広範囲の疾患と同様、てんかんにも効果がある根拠を発見した。

CBDオイルの投与
CBDオイルの投与を受けるライデン君

今や13歳となったジャクソン君(依然としてその病名は不明のまま)は、この薬の使用を毎日続けている(多くの患者のように、それを液体で摂取することにより、正確な投薬量と同時に、肺への負担も回避できる)。彼には依然として発作が出るものの、この薬の投薬を受ける前のような月200回もの発作ではなくなり、1~2週間に1回程度だ。 彼は他の子供たちと同じように学校に通えるようになり、家族と一緒にハイキングに行ったり、自転車に乗ったりすることもできるようになった。

アメリカ全土では、数千人が高濃度のCBD大麻を使用している。

「これは本当に強力な化学成分です。」とジョージワシントン大学総合医学センターのメディカルディレクター、ミカイル・コーガン氏は語る。同氏はてんかん、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、不安障害、自己免疫疾患、自閉症および不眠症のような症状に対し、高濃度CBD品種の医療大麻を定期的に処方している。

 

「医療革命」

CBDとTHCの含有量は、一般的に反比例する関係だ。THCが多くなるほど、CBDは少なくなり、その逆も同様である。近年、栽培者は高濃度のCBDを含む大麻の品種改良に一部成功している。いくつかの意見では、双方の化学成分が相乗的に作用し、多くの病気においてはCBDとTHCを組み合わせることが最良であるとされている。

CBDを特に魅力的にするのは、使用者をハイにしないことだ。ほとんどのマリファナ愛好家たちはこのハイになる効果を望んではいるものの、病気の治療薬としてそれを使う多くの患者たちは、むしろその効果を避けたいと願っている。そしてCBDは、使用者をハイにしないという特質から、医療大麻の普及を妨げる政治的、法的、医学的懸念の多くを払拭することに成功した。

「CBDは医療大麻における革命です。」と主張するのは、CBDの使用促進に努めるカリフォルニア北部のNPOであるProject CBDのディレクター、マーティン・リー氏である。「その安全性と精神作用の欠如は、CBDが違法であるべきとの主張を覆します。 それは、この問題に対する国民の意識をすっかり変えてしまったのです。」

メリーランド州ベセスダの国立衛生研究所の薬理学者で、心臓病学者でもあるパル・ペイチャー氏によると、より多くの科学者がCBDの可能性を認識するにつれ、爆発的に研究量が増えてきたという。彼は10年以上にわたってCBDを研究し、その研究はCBDが心臓病と糖尿病の両方に利益をもたらす可能性を示している。

CBD研究の重要な分野の1つはてんかんだ。複数の科学者らは、特に通常の治療法では効果の無かった患者の発作を減らす可能性に焦点を当てている。重度の小児てんかんに対するCBDの効果を研究するニューヨーク大学の神経学者オーリン・デビンスキー氏は、「我々はCBDに有意な効果を発見しました」という。

調査結果がまだ公表されていない研究において、彼と同僚のダニエル・フリードマン氏は、通常の薬物療法に加えてCBDの投与を受けている患者は、通常の薬物療法のみを受けている患者よりもけいれんの発作が39%少ないことを発見した。この研究には、最も難治性を見せる患者しか含まれていないことを考えると、「これは非常に優れた反応です」とデビンスキー氏は述べる。

CBDが本当に機能するのか、またどのような症状に対して効果的なのかを確かめるためにはより多くの研究が必要であるとデビンスキー氏は述べるものの、もし効果があるのならば、重症患者やその両親がそうしたデータが出揃うまで待てないのは理解できるとする。「他の薬に効果がない場合、 これを試してみるのも妥当でしょう」

CBDはまた、不安障害、うつ病および統合失調症の治療においても有効であることが示されている。この研究の大部分はラットおよびマウスで行われてきたが、ヒトにも利益をもたらしている研究結果もある。例えばドイツの研究者は、統合失調症患者にCBDを与えることにより、幻覚および思考障害といった精神病の症状が軽減されたことを2012年に発表している。

CBDは抗癌特性も有するようである。サンフランシスコのカリフォルニア・パシフィック・メディカル・センター研究所では、研究者のショーン・マカリンスターとピエール・デスプレズは、CBDが癌細胞の転移をブロックできることを発見している。

CBDの仕組みは完全に解明された訳ではない。それはCBDが、 幅広い効果の主要因である複合的生化学的経路を刺激するというのが原因の一つだ。CBDは強力な抗炎症および抗酸化作用を持ち、神経伝達物質のセロトニンならびに痛みおよび不安を軽減する別の分子であるアナンダミドのレベルも上昇させる。

ブラジル・サンパウロ大学の薬理学者、フランシスコ・ギマランイスは、CBDが脳内、特にうつ病および不安障害において重要な役割を果たす部位である海馬で新しいニューロンの成長が促進されることを発見した。

「CBDは薬理学者にとってのディズニーランドです」と彼は言う。 「可能性のあるメカニズムがたくさんあるため、非常に多くの有用な効果が考え得ます。」

しかし、CBDの研究は容易ではない。科学者らは、法律や規制が研究に過度の制約を課していると不満を抱いている。 CBD(CBD分子そのもの、そしてCBDが豊富な大麻品種の双方)は、米国政府によってスケジュール1の薬物に分類されているのだ。スケジュール1は、通常「乱用の可能性が高く、医療上許容されない薬物」として分類されるものだ。

そのリストには、マリファナとヘロインが含まれている(マリファナの研究は米国政府によって管理されているものの、マリファナの使用については州法によって部分的な規制となっている)。その結果、CBDを研究する科学者は厳しい規制を遵守しなければならない。昨年、複数の州知事によるマリファナの指定の除外要請にも関わらず、アメリカ麻薬取締局は、すべての大麻がスケジュール1の薬物のままであると発表した。

 

依然としてスケジュール1

それを「恣意的ですし、ばかげています」と語るデビンスキー氏によると、彼はてんかん研究のための政府承認を得るまでに、数十時間もの申請時間を費やしたという。CBDを研究するほとんどの科学者と同様、彼はほぼ純粋なCBDを使用している。それには精神作用が皆無であるにも関わらず、警報システムのついた厳重な保管庫に保存しなければならない制約が伴っている。

研究が進むにつれ、何千人もの人々がCBDを薬として使用している。イギリスの製薬会社であるGWファーマは、CBDとTHCを1対1の比率で含むSativexと、純粋なCBDからなるEpidiolexの2種類のCBD薬を開発している。前者は多発性硬化症で起こる痛みを伴う筋肉痙攣のため​​に処方され、後者は小児発作用だ。 Sativexは米国では入手でないものの、カナダ、イギリス、イスラエルなど29カ国で承認されている。

Epidiolexはまだ世界各国で販売されておらず、GWファーマは来年、米国食品医薬品局(FDA)の承認プロセスを開始する予定だと述べている。

現在、何千人ものアメリカ人が、CBDの含有量が豊富な品種の大麻を使用している。それら使用者と医療大麻薬局は、CBDに対する認識が高まるにつれて、需要の増加も見込んでいる。

夫のジェフリーと共に、ワシントン州北西部で医療大麻薬局タコマ・ウェルネス・センターを運営するステファニー・カーンは、1200人の顧客のうちおよそ半数がCBD製品を使用していると述べている。大麻薬局では高濃度CBD大麻を数品種、またCBDオイルを提供しており、CBDオイルに関しては特定の症状に対して有効なさまざまなCBDとTHCの割合のものを揃えている。「毎日たくさんの質問を受けます」とステファニーは言う。「たくさんの患者さんがこの製品による緩和を感じていますし、多くの場合は通常の医薬品よりも効いているのですから」

 

保険の適用外

治療費はバラバラだ。大麻薬局や投与する量によっては、月約100ドルから1,000ドルを超える場合もある。保険が適用されないもかかわらず、CBD医薬品は、重度の難治性てんかんを持つ子どもたちに対する治療法として多大な関心を呼び起こしている。全米で最初に医療大麻を合法化した州であるカリフォルニア州とコロラド州は、そのような患者たちが集う人気の地となっており、他の州で薬用CBDの使用が合法化されるよりも前に、これらの州に移住した家族はCBDの恩恵を受けることができている。

この分野で最も経験豊富な開業医の1人は、難治性てんかんを持つ数十人の子供への治療にCBDを投与したことで知られる、ロサンゼルスの医師ボニー・ゴールドスタインだ。「これらの患者の約半数で、発作の数が大幅に減少しています。」「適切な患者に適切な方法で使用するのであれば、CBDは極めて強力です」と彼女は言う。

現状では治療法が体系化されておらず、多くの製品が標準化や検査もされていない上、患者(またはその両親)は基本的に自己裁量で投与する量を決定している。一部の供給元や大麻薬局では、CBD・THC製品の品質検査を行っているものの、多くはそうしない。 「より多くの研究や証拠が必要です」とコーガン氏は言う。 「これは科学的に行われなければなりません。」

ジャクソン君の母親リサ・ライデンにとって、これらの問題はCBDの大いなる可能性を否定するものではない。 「これが万能薬ではないことは分かっています」と彼女は言う。 「私たちは絶対にもっと知る必要がある。でも、その間にも多くの人が助けを必要としています。そうした人々にCBDが効果を発揮しているのですから。」

CBDオイル薬品

出典:ワシントン・ポスト電子版

画像元:Anchorage Daily News

CBDとTHCの違い

 

さて本日は、CBD成分とTHC成分の違いについて見ていきましょう!

まずは予備知識として、ヘンプマリファナの違いについてです。

 

Yin and Yan

 

・アサ科のなかの異なる品種

ヘンプとマリファナは同じカンナビス系(アサ科)に属する植物ですが、一般的にTHC含有量の低い品種がヘンプ、高い品種はマリファナと呼ばれます。日本では全てひっくるめて大麻やマリファナと呼ばれることが多いですね。

 

ヘンプのTHC含有量に関しては、おおよそ平均で0.05~1%と非常に微々たるもので、CBD成分についてはカンナビス系のその他の品種よりも多めに含まれています。

 

片やマリファナの花穂にはTHCが豊富に含まれており、10~14%が平均含有量です。

 

マリファナの主要成分であるTHCには精神活性成分による酩酊作用があり、人を陶酔状態(いわゆるハイ)にするため、違法薬物として取り締まり・刑罰の対象となっています。

 

過去に幾度となくムショ行きを余儀なくされた、スヌープ・ドッグ容疑者

 

産業用の繊維利用を目的として品種改良され、THC含有量の極めて低くなっているヘンプのほうも、日本の大麻取締法によって栽培することや葉・花穂・樹脂の所有が取り締まられてはいるものの、成熟した茎と種およびそこから派生した製品の購入・所有・消費に関しては取り締まりの対象外であり、合法的な購入・所持が認められています。

 

たとえば、七味唐辛子にはヘンプからとれる種子である麻の実(ヘンプシード)が普通に入っていますが、これも規制がされていないため問題はありません。

 

ですので、ヘンプの茎・種に由来する製品であるヘンプシードオイルやCBDオイルは完全に合法となっています。

 

・代表的な特徴

それでは、THCとCBDそれぞれがどういった特徴を持ち、使用する人はどのような効果を期待しているのかについて、簡単に見てみましょう。

 

THC (テトラヒドロカンナビノール)

レクレーショナル・ドラッグとして。つまり精神活性物質による陶酔・多幸感、いわゆる「ハイ」の状態を求めて(ただし人によっては焦燥感やパラノイア〈被害妄想〉、マニア〈躁病〉、また酷い場合には幻覚・幻聴などの深刻な精神疾患を副作用として引き起こすこともあり)。

・聴覚・嗅覚などの知覚の過敏化。アーティストやクリエーターの求める非日常的な心理状態や刺激として。

・食欲増進、鎮痛作用、眠気の誘発 etc.

 

危険ドラッグ、ダメ・ゼッタイ

 

CBD(カンナビジオール)

医療大麻的な用途として。つまり神経保護作用、鎮痛作用、抗炎症・抗酸化作用、抗腫瘍性、健康サプリとしての使用、安眠作用など。

・リラクゼーション効果による身体や筋肉のこわばりの緩和。

・イライラ感・緊張感・不安障害といった神経症の解消。

 

いつもこのようなステキな笑顔でいたいものです

 

ご覧のように、THCに対してはその法的な規制に納得が出来るような、重大な副作用のリスクが伴いますが、CBDのほうには過剰摂取による副作用や、いかなる有害な影響もいまのところ見つかっておりません。

 

それどころか、CBDには統合失調症、不安障害、鬱病だけでなく癌の治療においても有益な効果が顕著にみられるといった研究報告がこちらこちらなどでされています。

※あくまで最新の研究報告であり、そうした効果を主張するものではございません。

 

・完全合法

このように、同じカンナビス系植物でもCBDやTHCなどといった異なる効果をもつ成分が抽出され、色々な用途や目的のために主にセルフメディケーションとして使用されています。そして日本はもちろん、世界中の多くの国々で、ヘンプのCBD成分に関しては大勢の健康意識の高い人々によって支持されており、各国政府によっ ても認可された上で、正規かつ合法的に販売されているという訳です。

 

 

 

hemplucid Vape CBDリキッド

 

 

hemplucid CBDヘンプシードオイル